ゼロエネルギーハウス(ZEH)とは

ゼロエネルギーハウス(ZEH:ゼッチ)とは基本的な光熱費が実質かからなくなるというものですが、
具体的にはどのような内容の住宅しょうか。

まずは住宅を高断熱・高気密化して断熱性能を高めそのうえで太陽光発電などで
使える電力を生み出す「創エネ」の機能により1年間の「1次エネルギー消費量」を正味ゼロにするというものだということですが、
ZEHは家電製品(TVや冷蔵庫など)の電気代やガス代は除いたものであること
年間を通じたネットでの計算であり毎日がゼロエネルギーになるわけではないということです。

ややこしい計算ですが、空調機器、換気設備、照明、給湯で使用した電気やガスを同じエネルギー単位としてそろえ、
計算し、太陽光などで発電した発電量が消費量を上回った時は電気の消費が増える夏や冬に回したり、
発電ができない夜間にならして計算します。

ですので現状のゼロエネルギーハウス(ZEH:ゼッチ)とは
ネットゼロエネルギーハウスといういい方もされています。

ゼロエネルギーハウスという言葉だけをとらえて住宅の断熱性能への期待を持つこととは違うといえます。
まずは住宅の高断熱・高気密をしたうえでのゼロエネルギーハウスですので、
発電設備や空調機器などの効率性を除いた、住宅が長期間にわたり快適に過ごせるような断熱性のを現状有しているか
重要になることは今までと変わりが有りません。

断熱性能の先進国であるドイツなどと比べればまだまだ日本の高気密・高断熱は
十分なものとは言えません。
これからも1年を通じた断熱性や遮熱性など快適性を備えた住宅の研究を進めていく必要があると思います