長期優良住宅と住宅性能表示について3

長期優良住宅(性能表示)の構造の検討!

性能表示では以下の検討を行います。

・通常の状態(地震や台風は構造を検討する場合は非常時となります)
の使用で問題が起きないか。

・非常時に建物が損傷または倒壊しないかを検討する。

なんか、建物を建てるときには当たり前に検討しそうな項目だと思いませんか。
そうです、当たり前なんです。
なので、前回にご説明いたしましたが等級1から等級2、3と上がるほど性能のレベルも上がりますが、
等級1(建築基準法同等レベル)でも同様に検討しています。
では、何が違うのか?・・・・・・
レベル
地震力に関しては等級2は、等級1(建築基準法同等)で想定している地震力の1.25倍
また、等級3は、1.5倍の地震力を想定して検討しています。

住宅の非常時の検討については、地震力だけでなく台風時(暴風時)の検討も必要ですが、
等級1(建築基準法同等)と等級1で想定している台風時(暴風時)の1.2倍
台風(暴風)力を想定して検討しています。

長期優良住宅については、耐震等級2を検討することが認定の条件となっていますが、
台風時(暴風時)の検討は建築基準法の検討のみで性能表示の等級2の検討は認定条件とはなっていません。

むろん、耐震等級3や耐風等級2を検討しても問題はありません。