住宅に定価はないのです。

以前、相談を受けた方で

ローコストの住宅メーカーを

気にいり契約を交わし

設計を進めて、

出来上がった設計図を基に

設計段階の金額を出してもらったところ、

思っていた金額よりもかなり高くなった。

と、おっしゃっていた方がいらっしゃいました。

 

その方は、

そのメーカーの施工に不安があり

検査を依頼してきたのですが、

その検査の最中にその話を聞きました。

 

 

その方は工事金額について

「ローコストメーカーに

頼んでよかった」

「高いメーカーに頼んでいたら

一体いくらの工事費になって

いたのか?」

 

と、おっしゃっていました。

 

 

また違う方は、

ハウスメーカー数社からプランの提供や

見積もりの提供をしてもらい

気に入ったメーカーと契約して

設計も終わり工事も始まったけど

工事中に、

そのメーカーが納入した建材が

劣悪な製品におもえて

相談をしてきた方ですが。

その方は、

「私は、高額商品を購入しているのに、

何故こんな粗悪なものを使うのか」

と、おっしゃっていました。

私が見ても何も問題がない

普通の製品でしたが、

その方は普通の製品ということにも

納得できない様子です。

 

住宅に定価はない。

 

 

ローコストのメーカーだから

そこで高ければほかのメーカーでは

もっと高かったか?

 

高額な商品を提供しているメーカーだから

そこで造る製品も高級なのか?

 

一概に言えないところが

住宅の建築費用のとらえどころのないところです。

メーカーも決算時期に近くなると

値引きをするという

話はよく聞きますが、

いずれにしろ住宅に定価はないのです。

 

自分が建てたい家の

適正な金額を知りたい場合は

建てたい家の内容が網羅されている

設計図を基に

数社から見積もりを取ることでしか

わからないのです。

設計をメーカー以外に頼んでも高くなるとは言えない。

 

設計をハウスメーカーでなく

設計事務所に頼むと

設計料分だけ高くなる

という話もよく聞きますが、

それもまた、

設計監理料を含めた

工事金額の総額のほうが

ハウスメーカーに頼むよりも

高くなるとは、

一概に

言えないばかりか、

逆に価格的に有利になる場合もあるのです。