鎌倉小町の家 4

7月16日、世間は3連休でこの日は

海の日だけれど、現場は動いています。

 

7月11日日に開始した根切(基礎を造るのに所定の位置まで

土を掘ること)ですが、現場は元々駐車場で敷地の全面が

アスファルト舗装。

 

しかも駐車場の雨水排水のためだと思いますが、

道路から奥に向かって砕石が徐々に厚く盛ってあり、

路盤と同様に締め固めてあり、掘削が容易でない状況。

根切に時間がかかっています。

今日は根切がほぼ終わったので

根切底の確認に来ました。

 

 

写真は根切底に地盤改良(柱状改良)の

頭が出ているところです。

きれいに改良と根切底の高さが揃っているのが

わかります。

7月20日。

現場監理は設計図の通りに

現場が施工されているか

チェックするだけではありません。

 

施工図(工務店が設計図とは別に

施工上必要とする図面を作る)のチェックも重要な業務です。

木造の場合は主に

木造の骨組みの施工図(プレカット図)のチェックがメインです。

*プレカット図のチェック以外には

基礎の設備用配管の位置のチェック

地盤改良の計算のチェックなどです。

*プレカット:従来、大工が手で刻んでいた木材の
継手・仕口などを、工場に設置された
自動工作機械で加工すること。(スーパー大辞林3.0より)

写真は鎌倉小町の家のプレカット図の一部です。

プレカット図、工務店が見落としがちな項目。

 

プレカット図で工務店が見落としがちなのが、

特に以下の二つの項目です。

・法規的な判断が必要な場合。

鎌倉小町の住宅は準防火地域内で3階建てです。

この建物は準耐火構造です。

3階建ての建物ですので、柱の軸力も大きなる関係で

一部外周部の柱の大きさが大きくなるカ所が出てきますが、

施工上、大きな柱は一般の大きさの柱の

内か外に合わせる必要があります。

設計図では「内合わせのこと」と

記載していましたが、

工務店から送られてきたチェック済みのプレカット図では、

「外合わせ」に変更されていました。

 

木造在来工法の準耐火構造ですので

構造体の柱は石膏ボードで覆う必要がありますが、

「外合わせ」とした場合、内部側が石膏ボードで

覆われなくなります。

そのことをプレカット業者に電話で伝えると、

「今まで工務店からそのような話は聞いたことがない」

プレカットの担当者の方からは、

そのような事を言われました。

 

では、なぜ、そのことが問題にならないのか?

それは、

木造3階建ての確認審査機関や行政の「中間検査」は

たいがい、上棟後に耐力壁が設置されていて、

補強金物も設置が完了した段階となり、

まだ内部の石膏ボードを張る前ですので

検査の段階でそのような指摘がされることはまず、

無いと思います。

 

また、性能表示の建設評価(現場検査)を

実施する場合でも、木造部分の工事中の検査は

「構造体の検査」と「下地張り前の検査」の

2回ですがどちらも内部の石膏ボードを

張る前となり、この場合も

現場で指摘がされることが無いものと思います。

 

 

 

二つ目は、

・外周部の横架材の継手・仕口の補強金物。

私は、依頼をされて、

第三者の現場検査に伺うことが多いのですが、

この外周部の横架材の継手・仕口の補強金物が

図面通りに取り付けられていないケースは

非常に多いです。

 

この見落としがちな項目が設計図に

頻繁に記載されるようになったのは

最近です。

また、補強金物の位置は計算により導き出されるため、

そのような事をチェックする必要がある事を

知っていない工務店が多いのが現状です。

施工図のチェックは施工者任せで無く、
現場監理者も必ずチェック。

現場監理者が施工図の提出を要求しなければ、

工務店がプレカット図を含む施工図を

現場監理者に

提出しない場合が結構多いのです。

 

上記した二つの項目以外にも

現場監理者としてチェックしておいた方がよい

項目は建物個別のカ所も、どの建物にも共通する項目

も多くあります。

 

施工図であっても、施工者任せにせず、

必ず現場監理者がチェックするようにしましょう。