災害に強い家をつくる

昨日、大阪の北部を震源とする
震度6弱の地震が発生して、
4人の方がお亡くなりになりました。

4人のうち、ブロック塀の下敷きにより2名が
住宅内で本箱の下敷きにより1名の方が
お亡くなりになっています。

以前のブログでも
「我が家の地震対策は手近なところから始める」
というタイトルでまずは簡単地震対策として
家具の転送防止から始めましょうと書いています。

既存の擁壁や既存ブロック塀の安全性の確認の必要性についても
ブログで触れています。

私たちのように住宅関係に携わる者は
建物の安全性に加え敷地内の擁壁や塀などの
構造物の安全性や、家具の固定など
建物を使う上で安全に
生活出来る方法を提案する事も
必要ではないかと思っています。

ここからが今日の本題ですが、
今のところ大阪の地震では
建物の被害はほとんど報道されていません。

阪神淡路大震災の頃に比べて
相対的には住宅の耐震性もの
向上しているのではないかと思っています。

災害時の避難方法について、今までは
災害が起きたら防災グッズを持って
避難所へ避難することが一般的でしたが、
防災の新常識として、
「危険性がないなら自宅で待機して
ライフラインの回復を待つ」という
方法に変わってきています。

おととしの熊本の地震でも
耐震等級3の(耐震性能が高い)
建物の被害が少なかったことが
報告されています。

耐震性が高く、断熱性の良い家は災害発生時の自宅避難に向いている。

確かに、
建物の耐震性を確保し、
阪神大震災や東日本大震災のように
寒い時期に大地震が発生して
ライフラインが停止していても、
断熱性の良い家で防災用のグッズや
食料や水の備蓄をして、
家の中が安全なように家具の固定などを
していれば、
ライフラインが回復するまで
避難所よりも家にいた方が
ストレス無く過ごせると思いますし、
外よりも安全だと思います。

家(住人)を想定する災害から守るという事も
私たちの役目でも有ると思います。